中国気象局が発表した情報によると、中国が独自に開発した初の世界二酸化炭素観測科学実験衛星(略称は「二酸化炭素衛星」)が、5月に完成する見通しとなった。衛星の全観測設備の試作品が完成しており、各種作業も最終段階に突入している。同衛星は8月の打ち上げを予定している。光明日報が伝えた。
同衛星は、「世界二酸化炭素観測科学実験衛星・応用模範重大プロジェクト」によって打ち上げられる。二酸化炭素リモートセンシング観測を突破口とし、高スペクトル二酸化炭素観測機器、マルチスペクトル雲・煙霧質観測機器を主な観測機器とする、高空間分解能・高スペクトル分解能世界二酸化炭素観測科学実験衛星を開発・発射する。これは世界の科学者による炭素排出量および気候変動の研究に効果的な観測データを提供し、中国政府の気候変動交渉および環境外交に重要な支柱を提供することを目的としている。(編集YF)
「人民網日本語版」2016年2月2日