あちこちに設置されている音声サポートは視覚障害者を手厚くサポートしている。腕時計、携帯電話、ATMに至るまで、音声を利用することで、問題なく使用することができる。それだけでなく、便器のボタンにも点字があり、図書館にも点字のガイドと視覚障害者用の閲覧エリアが設置されており、缶飲料のプルトップにも点字がある。
日本社会の視覚障害者に対する思いやりはありとあらゆるところに見られる。視覚障害者がお風呂に入る時にシャンプーとリンスを識別しやすいように、日本のシャンプーボトルの側面には特別に一列の突起物があり、リンスのボトルにはこの突起物が無く、触っただけですぐにわかるようになっている。またある美術館では3Dプリンターで世界の名画をプリントアウトし、視覚障害者が両手で触って世界の名画を楽しむことができる。
社会全体で視覚障害者に手を差し伸べようと、日本の学校では「体験授業」を設け、学生たちに視覚障害者の生活を体験してもらい、彼らの不便さを知ってもらうことで、心から彼らを思いやり、サポートしている。2014年5月に日本では新しい5000円札が発行された。現行の5千円札が1万円札と識別マークが似すぎていて、視覚障害者が識別しづらいというのがその理由。このような社会の様々な思いやりをうけて、日本の視覚障害者は自由に行動し、健常者と変わらない暮らしをすることができるのだ。(編集TG)
「人民網日本語版」2016年1月28日