インフルエンザの予防策、ネット上のデマに要注意 (2)

×　ビタミンCを補給

オーストラリア国立大学とヘルシンキ大学の学者は大量の文献に目を通し、ビタミンCが不足している人ならば、適度な補給によってインフルエンザを予防できることを発見した。ただし健康な人の場合、これでは予防できない。

×　消毒剤で部屋掃除

過酢酸などにより床と家具を消毒し、インフルエンザを予防したという人がいる。研究によると、適度な消毒により屋内の多くのウイルスと細菌を死滅させることができる。ただし過酢酸は酸性が高く、高度に酸化されているため、一般人の自宅内での使用は危険だ。アルコールは揮発しやすく、風が吹きほこりが落ちれば、拭いた所にも再びウイルスと細菌が付着してしまう。

○　科学的な予防策

まず清潔を維持し、頻繁に部屋を掃除し、布団を干す。次にこまめに手を洗い、手の甲、手の裏、指の間などすべて洗う。それから水を多めに飲み、十分に睡眠を取り、人の多い所を避ける。さらに、体を鍛えるのも重要だ。米アパラチアン州立大学の研究によると、どのような運動であっても風邪予防の効果がある。毎週5回、毎回30分のランニングで、インフルエンザへの抵抗力をつけることができる。（編集YF）

「人民網日本語版」2016年1月25日