2015年12月9日  
 

中日対訳健康知恵袋 企画集 北京のお気に入り

Apple新浪騰訊人民LINE微信RSS
人民網日本語版>>中日フォーカス

中国人の爆買い 「売国奴」と罵る前に、冷静に理性的な分析を

人民網日本語版 2015年12月04日13:45

「2015ユーキャン 新語・流行語大賞」が12月1日発表され、日本を訪れる中国人観光客が大量に商品を購入することを意味する「爆買い」という言葉が、なんと年間大賞に選ばれた。中国青年報が伝えた。

近年、連休になるたびに中国人が日本を含む外国を大挙して訪れ、大量に買い物をするという独特な光景が各地で見られており、「爆買い」が日本の流行語になったのもうなずける。しかし、歴史や民族感情などが原因で、中国人ネットユーザーの多くは日本でショッピングにふける中国人のことが理解できず、揶揄する人や、日本で爆買いする人を「漢奸」「売国奴」などと罵る人もいる。筆者はこれについて、道徳を押し付けるのではなく、理性的な見方をすべきだと考える。

李克強総理は今年の「全国両会」(全国人民代表大会と全国政治協商会議)期間中、春節の連休に中国人が日本で爆買いする現象について「開放的な態度で望むべきであり、貿易障壁には反対すべきだ。なぜなら、消費者にはより多くの選択肢を享受する権利があるからだ。一方で、中国企業もアップグレードすべきだ。国内にも同じような品質の商品があれば、競争力がより高まるし、少なくとも消費者は航空券代金を節約できる」と、自らの意見を述べた。経済のグローバル化という背景の中、どの国の人も海外で買い物をしている。責められたり、罵られる言われはない。


【1】【2】【3】

関連記事

コメント

最新コメント

中川 清三   2015-12-07125.53.124.*
 確かにこの1~2年で「爆買い」という造語が日本社会に根付いてきた。爆買いに限って言えば、訪日中国人の買い物の様子を見て、商店の仕入れ担当者がどんどんと物を仕入れるような気分となり、溢れんばかりの品物をレジに運び、びっくりするような金額を支払い、長~いレシートとおつりを貰う姿を見た日本の誰かが「爆買い」という新語を造ってしまい、その言葉は今や日本を離れて、中国にまで広まっている。 日本人は簡略語や新語を造る名人だ、今から1100年前平安時代には「古今和歌集」が「ひらがな」で書かれていて、「カタカナ」は300年前の江戸時代に完成していた。 明治時代になると中国伝来の難しい漢語を元に、誰もが読みやすい「当用漢字」を発明し新聞・社会・経済・大学・文学・勤勉・食事・食卓等ときりが無いほどの和製漢字を発明し、今では本家本元の中国の新聞にも使われている。 話を元に戻そう、爆買いのような造語や新語をつくるのも日本人の特徴ではないかと考えられる。例をあげればファミコン=ファミリーコンピューター・撮り鉄=鉄道マニア・デパ地下=デパートの食品売り場・割り勘=互いが金額を支払う・顔パス=証明書なしで通過すること・ママチャリ=通勤や買い物に使う自転車、等例に出したらきりがない。このような言葉が氾濫している日本社会は、いつまでも進化し続けて解りやすい文字や言葉でますます頭脳が進化していき、ノーベル賞受賞者数も右肩上がりになっていくだろう。