「爆買い」に続き、中国人観光客の日本旅行に新たな行程が加わった。受診だ。そんなに遠くまで受診に行く価値はあるのだろうか?新華網が伝えた。
中国人患者の張さんによると、日本の受診環境は大変良い。最も大きいのは医師の態度が真面目で、大変辛抱強いことだ。日本の医師は病気について非常に詳しく患者に説明するので、安心できる。
日本の内閣は中国を始めとするアジア富裕層を呼び込むため、早くも2010年に外国人向け「医療ビザ」を新設して「医療観光」を促進することを決定した。
2011年の大震災の影響で、日本の医療観光が人気を呼び始めたのは昨年からだ。日本各地の観光機関と医療機関は次々に連携し、狙いを定めた医療観光事業を立ち上げている。
伊藤病院の伊藤公一院長によると、訪日医療ブームには2つの理由がある。第1に日本の医療水準が世界的に評判が良いこと、第2に日本観光がすでにブームとなっており、便利であることだ。
中国人観光客や在日華人を呼び込むため、一部の病院は無料の中国語通訳を準備した。また、現地の観光仲介機関と協力して、必要とする中国人に医療サービスを提供している。
日本で受診したことのある多くの中国人観光客によると、日本の受診環境は大変良く、医療スタッフの辛抱強いサービスにも深い感銘を受ける。
張さんもこれを実感した。日本の病院は診察がとても迅速だ。午前9時に来れば、30分後には全て検査が終わり、2時間後には結果が出る。その間は街をぶらつくこともできる。
多くの病院がショッピングエリアに近いため、観光客は検査結果を待つ間に近くでショッピングを楽しむことができる。一両日待つ必要があるなら、温泉など短距離観光をし、異国の美しい景色と文化を体験することもできる。
関係当局の統計によると、2014年に日本を訪れた中国人観光客は延べ241万人以上で前年比84%増、今年は500万人を超える見込みだ。(編集NA)
「人民網日本語版」2015年10月1日