陝西省にある古の匈奴の都、陝西省靖辺県に位置する統万城の外の2カ所から、台形を逆さまにした形の土台が発見された。その形状と位置から判断すると、この2ヶ所の遺跡は1600年前のもので、匈奴の赫連勃勃が建設した大夏国の都の祭儀場であった可能性がある。新華社が伝えた。
この2ヶ所の遺跡は統万城の外の南側と北側に位置する。陝西省考古研究院統万城遺跡考古調査隊長の邢福来氏は、「漢・魏の時代の祭儀の習慣によると、都の南北で天と地がそれぞれ祀られる。そのためこの2つの祭儀台は、おそらく天地を祀った場所と考えられる」と推測した。考古学者の統万城における最新の調査結果によると、匈奴は「都市化」の過程において、統万城遺跡の南北に大きな土台を築いた。その天が丸く地が四角いという形状は、匈奴が漢文化の祭儀を学んだ証拠になるかもしれない。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年10月29日