第13次五カ年計画は習近平氏を総書記とする党中央の策定する初の五カ年計画だ。習総書記は華東7省(直轄市)の党委員会主要幹部との座談会で、第13次五カ年計画で重点的に攻略する十大方向を明らかにした。中国共産党網が伝えた。
習総書記は「第13次五カ年計画期間、経済・社会発展は経済成長の維持、経済発展方式の転換、産業構造の調整・最適化、イノベーション駆動型発展の推進、農業近代化の加速、体制・制度の改革、釣合のとれた発展の推進、エコ文明構築の強化、民生の保障と改善、貧困者支援・開発の推進などの面で明らかな突破口を開くべく努力する必要がある」と強調した。
この十大課題で最大のものは経済成長の維持だ。どのように経済発展方式を転換するかについて、習総書記は「経済発展の質と効率の向上を中心として堅持し、経済成長の投資・輸出中心の牽引から消費・投資・輸出のバランスのとれた牽引への転換、第2次産業中心の先導から第1次産業、第2次産業、第3次産業の協同先導への転換、物質資源の消耗中心から科学技術の進歩、労働者の質の向上、管理のイノベーション中心への転換を促進する」と指摘した。
産業構造の最適化については「従来型産業の改造・向上を加速し、情報化と工業化の深い融合を踏み込んで推進し、戦略的新興産業の育成に力を入れ、サービス業、特に現代サービス業を大いに発展させ、新業態・新ビジネスモデルを積極的に育成し、現代産業発展の新システムを構築する必要がある」と指摘した。
イノベーションについては「イノベーション駆動型発展戦略を踏み込んで実施し、科学技術、産業、企業、市場、製品、業態、管理のイノベーションを推進し、イノベーションを主たる先導、支えとする経済システムと発展モデルの構築を加速する必要がある」と指摘した。