朝起きると、目が回ったり、気分が悪くなったりすると同時に血圧も上がったため、急いで病院に行き、CT検査や血液検査などをしてもらったのに、原因がわからなかったという経験がある人も少なくない。専門家によると、そのような人は、「良性発作性頭位めまい症」を患っているかもしれない。京華時報が報じた。
北京の煤炭工業総病院・耳鼻咽喉科の呉恵莉・主任によると、良性発作性頭位めまい症の主な症状がめまい。脳血管疾患や脊椎の疾患、不整脈、更年期などでもめまいの症状が現れるため、見わけるのが難しいという。
めまいを訴える人の約20%が良性発作性頭位めまい症という。呉主任は、「以前は、良性発作性頭位めまい症は、中年の人や高齢者に多かった。しかし、今は、若年化している。良性発作性頭位めまい症の原因は複雑。でも、近年は長時間、携帯をいじったり、パソコンに向かったりしている人が、良性発作性頭位めまい症を患うようになっている」と指摘している。
そして、「携帯やパソコンを使う時間が長い人で、吐き気などの症状が出た場合は、注意が必要。特に、目まいと頭位に関係があり、1-5分目まいがして、頭位を変えると症状が改善される場合は、耳に問題が生じている可能性がある。めまいがした時はすぐに病院へ行って診察を受けたほうがいい」と注意を呼び掛けている。
専門家によると、インターネットをしたり、携帯をいじったりして40分ほど経った後は、体を動かしたほうが良い。もし、外部刺激があった場合は、急に頭を動かさないほうがいい。(編集KN)
「人民網日本語版」2015年10月28日