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安保法案が成立 時代の流れに逆行する危険な動き (2)

人民網日本語版 2015年09月20日14:00

人牛歩を行い、議事進行を遅らせ、安保法案に抗議した生活の党と山本太郎となかまたちの山本太郎共同代表(右下)

1947年に制定された日本国憲法は、第9条で戦争の放棄と戦力の不保持を規定したことにより、平和憲法と呼ばれている。日本の世論は、安保法案の成立を強行するやり方は、日本の民主主義の歴史における大きな汚点となり、日本が戦後70年間貫いてきた平和な民主国家としてのイメージが大きく損なわれたと感じている。

日本が戦後70年もの長きにわたり、発展と繁栄を享受してこられた重要な原因のひとつに、日本が「専守防衛」に徹し、平和的発展の道を堅持してきたことが挙げられる。しかし残念なことに、安倍政権は発足以来、軍事力の強化、侵略の歴史の歪曲と美化を繰り返し、「積極的平和主義」の旗を掲げ、日本の「正常な国家」にしようと取り組んできた。

安倍政権は歴代政府の立場や、憲法学者の「違憲」という指摘、多くの国民の強烈な反対を無視し、時代の流れに逆らい、憲法解釈を変更することで集団的自衛権の行使を解禁し、日本を再び「戦争を発動できる国家」に戻し、日本各界の数十年間にわたる平和憲法を守るための努力を水に流した。

今年は世界反ファシズム戦争勝利70周年に当たる。歴史を銘記し、平和を大切にすることは国際社会の共通認識だ。安保法案が国会で成立し、安倍氏の言ういわゆる「平和」が見せかけであることが明らかになった。人々は、戦争のリスクが高まり、周辺地域の安全情勢に懸念がもたらされたことを感じている。日本国民と周辺国家、国際社会は、日本の将来の方向性に疑念を抱いている。(編集SN)


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コメント

最新コメント

AuS  KEIKO   2015-09-2158.106.1.*
9月18日は私にとって忘れられない日となった。こんな歴史的な出来事は滅多にないと思う。悪の罠にはまるとはこういう事なのだ。一国の総理大臣が国民を無視し,あの傲慢な態度、冷酷な表情でをありのままに露呈したのだ。習主席と初めて会談するとき、主席は困惑されていらした事はまだ記憶に新しい。日本の政治やの堕落ぶりは今始まった訳ではない。戦争が始まる時も判断に狂いファシズムの悪の罠にはまった。この転換期は映画を見ているようだ。もう処方箋はできている。この悪のリズムから救われるのは善を授かったものだけだろう。
室戸 桂一朗   2015-09-2058.157.98.*
極右反動内閣が憲法を無視して成立させた戦争(開戦)法案に対して、国会周辺では、遅くまで反対の抗議活動がつづけられた。しかしながら遅すぎたというべきでしょう。軍艦や戦闘機に憧れ、歴史的反省を頑なに拒む、幼稚な人間を首相に選出した時点で、この極右反動内閣の暴走は、分かっていなければならなかつた。また、軍国志向内閣の暴走により、自分自身が戦争に巻き込まれる危険が、現実化した今になって、開戦立法に反対しても、完全に歴史を改竄し、侵略戦争はなかった、大虐殺もなかった、朝鮮併合は合法であった、世界大戦は合法な防衛戦争であった、日本は原爆や大空襲の被害を受けた被害者である、という現在の国論に、日本国民が反対しているわけでもない。むしろ国民の大多数が、このような歴史改竄に賛成しているのです。これでは、世界の支持は得られないし、必ず歴史的報復を受けることになるだろう。国際社会は、日本社会の歴史改竄と人間性無視の、歴史観を厳しく追求するべきです。追求の矛先は、反動極右内閣とそれを支持する国際的政治勢力になるべきでしょう。世界は次第に、極右対平和勢力の戦いに向かいつつあるように思っている。