外交部(外務省)の華春瑩報道官は15日、記者からの質問に答えた際、「靖国神社は日本の軍国主義者が対外的に侵略戦争を発動した際の精神的な支柱であり象徴だった。8月15日は日本の軍国主義者が無条件降伏を宣言した日だ。だが一部の日本政府要人がこの日を選んで、A級戦犯が祭られ、侵略戦争を美化する靖国神社を参拝することは、日本の歴史問題に対する重大な誤った態度を改めて反映するものだ。中国はこれについて断固たる反対と強い不満を表明する」と述べた。
華報道官は、「今年は中国人民抗日戦争および世界反ファシズム戦争勝利70周年にあたり、国際社会が共に歴史を振り返り総括する年でもあり、未来を展望し構想する重要な年でもある。日本は過去の侵略の歴史をしっかりと正視し深く反省し、軍国主義とはきっぱり一線を画さなくては、歴史の重荷を下ろし、未来に向き合うことはできない」という。
また華報道官は、「われわれは日本側が実際の行動でこれまでに歴史問題で中国と国際社会に対して示してきた慎重な姿勢と約束を体現し、関連の問題を適切に処理し、アジアの隣国と国際社会から真の信頼を勝ち取るよう改めて厳粛に促す」と述べた。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年8月16日