将来、匂いをかがなくても牛乳の鮮度を調べられるようになるかもしれない。3Dプリンタを使って作成された「スマート・キャップ」があれば、容器内の液体の鮮度を調べることが可能だ。中国科学報が伝えた。
カリフォルニア大学バークレー校と台湾の有名大学の研究者はこのほど、スマート・キャップを開発した。このキャップは3Dプリンタで作成された電子部品を使用している。電気回路とワイヤレスセンサーにより、瓶内の牛乳やジュースとキャップが接触した際に、その鮮度を調べることができる。
またこのキャップは容器内の液体の細菌の有無を判断し、ワイヤレス通信によって検査結果をリアルタイムで伝送する。これで、消費者は、購入前に携帯電話のアプリを使い、食物の鮮度を調べられるようになる。技術者は現在、外部装置の圧力や薬品の濃度の調査など、この技術の別の用途を模索している。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年7月28日