米ドラマ「ベター・コール・ソウル」の宣伝広告
最近、フランス・パリの地下鉄で掲示されているある広告が、在仏華人や中国のネットで物議を醸している。人差し指を前に突き出したスーツ姿の男性が、「乗車券をチェックされそうになったらこう言えばいい。『分からない。私は中国人だ』と」とアドバイスしてくる、というものだ。台詞には、ご丁寧に中国語のピンインまで添えられている。この広告に、「華人への侮辱」などの声が上る一方、「単なる欧米のユーモアに過ぎない」という意見もある。環球時報が伝えた。
問題になっているのは、米国動画配信の大手Netflixによるドラマ「ベター・コール・ソウル」の宣伝広告だ。Netflixは大成功したネットドラマ「ハウス・オブ・カード」に続き、風刺とユーモア満載の新ドラマ「ベター・コール・ソウル」を制作した。主人公の憎めない悪徳弁護士ソウル・グッドマンをめぐる様々な物語が描かれる。視聴率を上げるため、Netflixは一連の「挑発的な広告」を掲示している。検札逃れの広告もその一つだ。