安徽省蚌埠ガラス工業設計研究院はこのほど、厚さ0.2ミリの超薄型ガラス基板の製造に成功し、昨年同研究員が樹立したばかりの0.3ミリの電子用ガラスという国内記録を破り、世界先進水準に到達した。同研究院が独自の知的財産権を持つ生産ラインはすでに安定生産を実現しており、超薄型電子用ガラスの海外企業による独占状態を打破した。人民日報が伝えた。
同研究院の超薄型ガラス生産ラインを取材したところ、厚さがわずか0.2ミリの超薄型ガラスは紙のようで、2人の作業者によってほぼ完全に折り畳まれた。関係者は、「この厚さ0.2ミリの超薄型電子用ガラスの実用化と安定的なロット生産により、超薄型ガラスに対する研磨加工の必要がなくなり、資源消費量とコストを大幅に削減できる」と説明した。
スマートフォンやタブレットPCなどの電子製品は軽量化・薄型化・スマート化・高性能化に向かい発展している。超薄型ガラス基板は、パネル産業の川上の重要な原材料だ。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年4月23日