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フィギュアスケートは日本でなぜこんなに人気があるのか? (2)

人民網日本語版 2015年04月02日08:46

羽生結弦選手

■日本のフィギュアスケート界で次々とスター選手が輩出されるわけ

なぜ日本人記者やフィギュアスケートファンはわざわざ海を渡って、上海で開催された世界フィギュアスケート選手権を見に来たのか?

その答えは、世界フィギュア選手権に多くの日本人フィギュアスケート選手が出場していたからだ。今回の選手権で最も高い人気を誇った日本人の羽生結弦選手のほかに、どの部門にも日本人選手が数人ずつ出場していた。今回の世界フィギュア選手権における日本全体の成績はあまり良くなかったが、羽生選手が男子シングルで銀メダル、宮原知子選手が女子シングルで銀メダルを獲得したことは、日本のフィギュアスケートの強さを証明している。また、最近開催された国際大会でも、日本はほぼ毎回金メダルを獲得しており、その実力は非常に高い。

日本でフィギュアスケートの人材が数多く輩出される要因について、日本のフィギュアスケート界のドンと言われる城田憲子氏は、「我々は、優秀な選手を輩出する専門的な工場を持っている」と語っている。いわゆる工場とは、日本スケート連盟が主催している専門の新人発掘および強化合宿のことを指す。毎年、全国から厳正な審査により選んだ8歳から12歳の子供たちを集めて集中的な強化合宿を行い、瞬発力や持久力、柔軟性、音に対する感覚器官の感度や表現力など、総合的な要素から資質を評価する。優秀な若手人材を発掘すると、幼い頃から国際大会に出場するように育成し、経験を積ませる。また、試合で出会った外国人ライバルと友人になることで、国際大会の中で思いのままに実力を発揮させる。国際大会の中で優れた表現力を見せるジュニアの選手たちの存在はシニアの選手たちに刺激を与え、競争心を促し、互の実力を高め合う関係を構築させる。

さらに、日本スケート連盟は世界大会で金メダルを取るために資金を惜しみなく使っている。連盟は選手を世界的なトップコーチ兼振付師の下に送り込み、直接的な指導を受けさせるほか、試合衣装のデザインを世界的に有名なファッションデザイナーに依頼している。


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