中国では、爆竹の風習を続けるべきかが議論となっている。中国の伝統なのだから残すべきだという人は、爆竹なしでは新年の感じが出ないともいう。伝統は何も初めからあったものではない。伝統のすべてが変化し得ないものでもない。火薬がなかった頃には爆竹はなかったが、中国人はもう存在していたのである。良くない伝統なら改めるべきだろう。
改める方法もさほど複雑ではない。汚した人が片付ければいいのである。爆竹を鳴らしたければ好きなだけ鳴らしていいが、終わった後は、自分でゴミを片付け、現状を回復しなければならない。後はめちゃくちゃというのはいただけない。
市場を活用した方法もある。事後の清掃コストを爆竹価格に入れてしまうのである。消費者は、指定の時間と場所でこれを鳴らす。「戦場」を処理し、ゴミを片付ける仕事は、爆竹販売業者が行う。爆竹を買った人はすでに「環境損害費」を払っているからなのだ。(編集MA)
「人民網日本語版」2015年3月11日