世界中で受験されている英語運用能力テストTOEFL。ETSが発表した2013年度の国別平均スコアを基に作成したアジア圏のTOEFL平均点ランキングで、日本はアジア圏で31ヵ国中26位に終わった。その下は、モンゴルやカンボジア、タジキスタン、ラオス、東ティモールなどだ。そのため2020年にオリンピックを開催する東京都は最近、英語教育を強化する方針を明らかにした。 広州日報が報じた。
会話もヒアリングも苦手で、「英語」が怖いという「英語恐怖症」になっている日本人は、「英語」を聞くとオドオドした気持ちになる。英語が下手な理由について、日本人は、▽島国という環境▽恥ずかしがりという国民性▽英語は左右の脳を使う複脳言語であるのに対し、日本語は母音と子音の両方を左脳で聞く単脳言語であること---などを挙げる。
「恥ずかしがり」という国民性
「島国」という環境も、英語の学習の妨げになっている。大陸の一部となっている国であれば、他の国との往来も盛んで、言語学習も比較的容易になる。
また、「恥ずかしがり」という日本人の国民性も足を引っ張っている。日本人は会話が苦手で、積極的に会話をするということはあまりない。また、日本では英語が流暢に話せたとしても鼻を高くすることはできず、「流暢な英語を話す」と言えばエリート階級の印のように見られている。