日本のスーパーで売られている中国産ニンニクと国産ニンニクの価格対比。輸入中国産ニンニクは3つでわずか158円。国産ニンニクは1個で248円
日本は、国産食品を非常に好む国柄だ。日本は外国から食品を輸入しており、特に中国産食品は価格も安いが、日本人の一般消費者は、できるだけ国産品を選ぼうとする。東京の自宅付近のスーパーマーケットでは、見た目が似ている中国産有機ニンニクと国産ニンニクが並んで売られていた。中国産ニンニクは3個で158円、国産ニンニクは1個で248円だった。中国人である筆者は、迷うことなく中国産ニンニクを選ぶが、多くの日本人はそれでも国産品を選ぶ。人民網が伝えた。
日本は毎年夏になると、うな丼を食べる習慣がある。中国産ウナギの価格は、日本産ウナギの半分ほどだ。しかし、日本の消費者の多くは、価格の高い日本産に群がる。ウナギの養殖や輸入業務を行っている現地の人に話を聞いたところ、数十年のキャリアを持つ業界関係者は、「中国産のウナギは安全で質に関しても国産ウナギに劣っていない。それどころか、国産よりもいいぐらいだ」と語った。
実際、日本人の国産食品への偏愛は、中国産食品につらい思いをさせているだけでなく、他国からの輸入食品に対する待遇も似たり寄ったりだ。ニンニクやウナギだけでなく、日本の消費者が国産品を好む背景には、中国輸入食品が安全でないという不信感がある。あるレストランが新聞に出したおせち料理の広告には、安全性をうたうために、「人工保存料、人工甘味料、合成着色料、中国産主原材料すべて不使用」という記述があった。この広告に対する怒りは長い間消えなかった。この会社を告訴するという考えが脳裏を走ったほどだ。