3D印刷技術を使った建築物が、このほど蘇州工業パークに登場した。これらの建築物には、面積約1100平方メートルの一戸建て、5階建てのマンション、簡易展示ホールなどが含まれる。建築物の壁は大型3Dプリンタの噴出によって出来ており、少量の鉄筋、コンクリート、建築ゴミがその「インク」になった。大河報が伝えた。
◆壁はどのようにして印刷されるのか?
「プリンタ」は縦32メートル、横10メートル、高さ6.6メートルで、底部の面積はバスケットコートほどあり、高さは三階建ての建物と同じだ。印刷できる材料の横幅は1.2メートルまでだが、長さは無限に延長できる。コンピュータの設計図とプランに基づき、コンピュータを使い巨大な噴出口を操作し、「インク」を噴射する。噴射口はショートケーキのクリーム絞りのように、インクを「Z」型に噴射しながら配列し、一層また一層と重ね、すぐに高い壁を形成する。それから壁と壁を積み木のように重ね、さらに鉄筋コンクリートを噴出することで一体化させる。24時間内に、200平方メートルの建築物を10軒印刷できる。
◆3Dプリンタで印刷された家の様子は?