有人潜水艇「蛟竜号」の母船「向陽紅09」は18日、モーリシャスのポートルイスでの補給に向かった。このほど終了した2014−2015年「蛟竜号」試験的応用航行(中国大洋第35回航行)第2航行段階の科学調査において、蛟竜号は9回の潜水作業に成功し、中国深海科学調査の多くの「初」を記録した。新華社が伝えた。
現場指揮部総指揮の于洪軍氏によると、蛟竜号はこの航行段階において初めて南半球、インド洋での潜水作業を実施した。これは海水が高温で地形が複雑という過酷な環境を持つ深海熱水鉱床における蛟竜号の画期的な応用であった。また蛟竜号は初めて南西インド洋海嶺超低速拡張熱水鉱床において有人深海潜水観測を実施し、南西インド洋における中国の多金属硫化物鉱床探査契約エリア、および契約エリア外の各熱水システムの詳細な研究・調査を行った。これにより熱水鉱床の生物の区分、海嶺の大型炭酸塩岩の成分の研究に対して、貴重で豊富なサンプルとデータを提供した。(編集YF)
「人民網日本語版」2015年1月19日