▽フランス:年末ボーナスはないがクリスマス手当あり
フランスには公務員に年末ボーナスを支給することを定めた規定はないが、ほとんどの公務員が年収の8%(月収よりやや少ない程度)の年末ボーナスをもらっている。生活保護(政府が低所得者に支給する一種の補助金)を受給する人は、毎年年末にクリスマス手当を受け取ることができ、金額は150ユーロ(1ユーロは約137.7円)から500ユーロほどだ。
▽ベルギー:ボーナスの半分が税金に
ベルギーのブルーカラーには年末ボーナスはない。ホワイトカラーの年末ボーナスには2つあり、集団としてのボーナスと個人としてのボーナスがある。集団としてのボーナスは部門に属するすべての社員に支給されるもので、5つのランクがあり、各部門の業績によってランクが決まる。個人としてのボーナスは個人の業績評価によって決まり、8ランクある。2つのボーナスを総合すると、社員一人一人が受け取るボーナスは少ない方から多い方へA、B、C、D、E、Fの6つのランクに分けられる。ベルギーでは年末ボーナスに対し個人所得税を遥かに上回る重い税率が適用されており、55%に達することもあるという。(編集KS)
「人民網日本語版」2015年1月15日