新しい料金制度が実施された後、北京地下鉄の利用者数は、1日あたり延べ約80万人減少した。交通部門が6日に発表した「北京地下鉄の運賃改定が客流に及ぼす影響に関する分析」によると、利用客の落ち込みは、10号線と八通線で最も目立っているという。
【利用客の減少幅トップは10号線】
統計データによると、北京地下鉄の利用者数は、運賃改定前に比べ、1日あたり延べ約80万人、約8%減少した。新しく開通した4路線の乗客数は増加しているものの、その他の路線では、3%から18%、乗客数が減少している。このうち減少幅が最も大きいのは10号線で、毎日延べ34万人以上減少した。また、6号線二期の開通によって乗客が分散する現象が生じ、8号線の利用者数もかなり落ち込み、減少幅は15%に達した。
【長距離または短距離の移動客が減少】
交通部門の分析によると、乗客の中でも、短距離や長距離の利用者の減少が目立つ。たとえば、移動距離が6キロ以内の乗客数は8.8%、4キロ以内の乗客数は11.5%、それぞれ減少した。この現象から、「短距離を移動する乗客には路線バスを利用してもらう」という交通部門の構想がほぼ実現したことが明らかになった。