料金改定初日の28日、地下鉄一号線天安門東駅で、乗客の切符購入のサポートをするボランティア。 |
北京の路線バスや地下鉄の料金が28日から、距離に応じた料金に改定された。29日に初の平日を迎え、切符販売機や自動改札機のシステムが正常に稼働するかに注目が集まっている。地下鉄の各駅は、朝夕の通勤ラッシュの時間帯に、全ての窓口と自動販売機、料金精算機を使える状態にして対応している。料金改定後に注意すべき点を以下に挙げた。新京報が報じた。
【お釣りに15秒】
28日、多くの乗客が20元(約380円)以上のお札を手に、切符販売機の前に並んでいた。しかし、販売機で使用できるのは、5元札、10元札、1元硬貨だけだ。また、発券後、お釣りが出るのに、以前より長い約15秒が必要となった。1元硬貨など、細かいお金を用意しておいたほうが、時間の節約になる。
【カードを使うほど割引増】
交通系ICカードを使って地下鉄に乗車し、1カ月の支出が計100元(約1900円)以上になると、その後の乗車が2割引きとなる。さらに、150元(約2850円)以上になると、半額になる。そのため、トラブルなどでカードが使えなくなった時は、すぐに問い合わせ、使用履歴に加算する手続きをしてもらったほうがいい。
【カード残金不足でも1回限り乗車可能】
28日、筆者は残金3元(約57円)の交通系ICカードを手に、地下鉄・双井駅から宋家庄駅まで乗車すると、改札口で「料金4元」と表示された。改札口を出てから100元(約1900円)チャージすると残金が99元と表示された。このように、カード残金が不足している場合でも、1回限り乗車可能で、次にチャージした時に、自動で精算される。
【小型カードのチャージは窓口のみ】
現在、自動料金チャージ機では、普通の交通系ICカードのチャージだけを受け付け、10元札、20元札、50元札、100元札が使用できる。一方、小型の交通系ICカードのチャージをする際は、切符販売窓口に行かなければならない。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月30日