(4)オンライン投資商品
手元に余ったお金があっても、貯めておくだけではインフレで損してしまう。銀行を通じて投資をするのには条件が厳しい。そんな風に悩んでいる人には、オンラインの投資商品がおすすめだ。数十元(1元は約19.2円)から投資ファンドの商品を買うことができる。
この話題もアリババを抜いては語れない。傘下の「余額宝」は現在、オンライン投資商品の最大手となっている。2013年6月に打ち出された後、余額宝はすぐに、中国最大のマネー・マーケット・ファンドとなり、世界のトップレベルに肩を並べた。テンセントや百度、新浪、その他の科学技術企業も、これと競争する商品の提供を進めている。
アリババの電子商取引と同様、オンライン投資商品の最大の恩恵は、発達の遅れた地域にもたらされている。デジタルプラットフォームの運営コストは低いため、これまで銀行からは無視されてきた収入の低い消費者の投資ニーズを満足できるようになった。