(2)「微支付」(マイクロペイメント)
タクシー料金を払ったり、友人と割り勘で食事をしたりする時などに活躍するのが、インスタントメッセンジャーアプリ「微信」(WeChat)を使った支払いだ。以前から、ゲーマーらはこのアプリを通してアプリ内のゲームツールの決済を行ってきた。微信での支払いの人気は、アップルの中国での収入を高めているとの噂もある。その理由は、アップルのユーザーが微信で支払う金額の一部はアップルに歩合として支払われることだという。
テンセント(騰訊)はマイクロペイメント(少額支払い)サービスで最も成功した中国企業だ。微信による支払いの少額取引体系によって、テンセントはポストQQ時代に自らの帝国を再建するのに成功した。