歴史を学ぶ上で、日本は隣国との関係をうまく処理することの重要性を認識するべきだ。日本は戦後、中韓などとの付き合いの中で、戦争責任を転嫁し、歴史問題で時代に逆流し、これらの国との正常な関係発展を著しく損ねてきた。第2次世界大戦終結70周年を迎える中、日本は慰安婦強制連行という定論まで覆そうとしている。これは明らかに流れに逆行し、戦争被害国の傷口に塩を塗る行為であり、中韓などの激しい反発を呼ぶに違いないだろう。
天皇は所感の中で「満州事変に始まるこの戦争」と述べた。満州事変は中国では九・一八事変と呼ばれ、日本の中国侵略の始まりである。天皇は80歳の誕生日に「中国との戦争」と述べた。日本が中国の話を持ち出したのは、米国との戦争の歴史を覆い隠し、日米同盟の強化に面倒が及ぶのを避けるためだ。また、中日関係悪化の責任を中国に押し付けようという意図もある。中国はアジアの重要な国家であり、地域の発展のチャンスであり、脅威ではない。日本が真剣に歴史を学ぶつもりなら、中国を仮想敵国とするのは極めて間違った行為であると理解するべきだ。
歴史を鑑とすることの重点は、反省ではない。歴史を認めることで初めて、未来を切り開くことができる。(編集SN)
「人民網日本語版2015年1月4日