米国に本拠地を置くICTアドバイザリ企業・ガートナーが15日、第3四半期(7-9月)の世界におけるスマホ販売状況を発表。世界五大スマホメーカーに、中国のメーカー華為(ファーウェイ)、小米(シャオミ)、聯想(レノボ)の3社が入った。ただ、1位のサムスンと2位のアップルとはまだ大きな差がある。新華社が報じた。
統計によると、同期、サムスンとアップルの世界シェアは、昨年同期比7ポイント減の37%。一方、華為、小米、聯想の世界シェアは前年同期比4.1ポイント増の15.5%だった。サムスンのスマホは、西ヨーロッパやアジアでのシェアが減少している。うち、中国における販売台数が28.6%も減少した。
同報告によると、小米が五大スマホメーカーに入るのはこれが初めて。中国での販売が好調であることが後押しし、小米の同期の販売台数は前年同期比336%増と、激増した。
ガートナーは、スマホ市場はこれまでにない変化を経験しており、多くのメーカーが同市場に進出していると分析している。中国のメーカーやブランドの実力を過小評価することはできず、海外の新興市場進出の機会を常に探っている。また、中国ブランドの商品は性能も向上しており、高価格帯の商品の分野に進出する実力を備えている。
地域別に見ると、新興市場におけるスマホの販売台数が激増している。うち、東ヨーロッパや中東、アフリカは第3四半期に急速な成長を見せ、前年同期比50%増となった。成熟した市場では、米国の販売台数の増加が最大だった。今年、世界市場におけるスマホの販売台数は12億台に達する見込みだ。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年12月17日