ノルウェーの首都オスロは現地時間1日、2022年冬季五輪の招致活動から正式に撤退した。これで候補都市は北京とカザフスタンのアルマトイのみとなった。新華網が伝えた。
ノルウェー政府が1日、冬季五輪招致について投票を行い、反対票が多数を占めたため、政府による財政支援を得られなくなった。
国際オリンピック委員会(IOC)のデュビ五輪統括部長は声明で「オスロにとっても、冬季スポーツを愛することで有名なノルウェーの人々にとっても、良い機会を逃すことになる。特に、優れたノルウェーの選手にとっては、自国の五輪で新記録を打ち立てる機会を失うことになる」と表明。冬季五輪開催のためにIOCの提供する8.8億ドルの賛助収入、放送収入をオスロが失うことにも触れた。
2022年冬季五輪の招致活動からの撤退はスウェーデンのストックホルム、ポーランドのクラクフ、ウクライナのリヴィウに続き4都市目。IOCは2015年7月31日にマレーシアの首都クアラルンプールで開く会議で、開催都市を決定する。(編集NA)
「人民網日本語版」2014年10月3日