北京市科学技術委員会、清華大学が16日に開いた発表会によると、中国が独自に開発した第2世代国産脳ペースメーカー「清華充電可能脳ペースメーカー」が、中国国家食品薬品監督管理総局の医療機器製品登録証を取得し、間もなく発売される運びとなった。これは中国が、世界で2番目に同技術を把握した国になったことを意味する。パーキンソン病の患者は、より安価で安全性の高い治療を受けられるようになる。人民日報が伝えた。
脳ペースメーカーは、「脳深部刺激療装置」と呼ばれる、植込み型神経刺激装置だ。慢性電極を大脳の特定の部位に植え込み、電気の刺激によりパーキンソン病を治療する。パーキンソン病は中高齢者に多い神経変性疾患で、中国の患者数は世界のほぼ半数の約250万人に達する。そのうち55歳以上の発症率は1%、65歳以上は1.7%。高齢化の進む今日、パーキンソン病は患者の心と体をさいなむ、家庭と社会の重い負担となっている。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年9月17日