〇「守り通せるのは中国人医師だけ」
中国政府は1984年、リベリアに医療チーム第1弾を派遣した。リベリア内戦が収束した後、2005年に医療チームの派遣が再開された。現在のチームは第5弾で、内科、外科、眼科、漢方医科など各科専門家9人で構成されている。メンバー全員が黒竜江省から来ており、首都モンロビア最大のリベリア首都病院で業務に携わっている。同院では、外来診察担当医の約半分が中国人医師という。
中国リベリア救援医療チームの周永軍隊長は、次のように語った。
病院では、複数の米国人医師が短期で勤務していたが、感染拡大後、4月に帰国してしまった。エジプト人医師も5月に帰国、残ったのは中国人医師だけだった。中国医療チームの医師は今年4月、院内で現地の医師に対し、エボラウイルス予防・治療に関する簡単な研修を行った。中国医療チームのメンバーほぼ全員が、5月30日、モンロビアの住民コミュニティに出向いて無料診察を行い、エボラウイルス予防に関する知識を広めた。また、医療チームは、ウイルス対策のための宣伝ビラを急ぎ作成し、リベリア在住の中国人に配布した。このほか、医療チームは中国資本企業および華僑華人を対象に、前後して3回、啓蒙活動を行い、彼らにウイルス対策の必要性を訴えた。(編集KM)
「人民網日本語版」2014年8月8日