2014年8月8日  
 

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エボラウイルス、西アフリカ4国で猛威 (2)

現地で感染拡大防止に尽力する中国医療チーム

人民網日本語版 2014年08月08日16:03

〇「我々がすべきことは、任務を遂行すること」

今年に入り西アフリカで最初にエボラウイルス感染が拡大した国家はギニアだった。首都コナクリで最初に感染が確認された患者は、中国ギニア友好病院で治療を受けた。同院と中国人医師は、感染拡大の初期において、大きく貢献した。

中国ギニア救援医療チームの孔晴宇隊長は、次の通り説明した。

中国ギニア友好病院では、約20日の間に、12人の感染者を診察した。うち3人は、外来で疑似病例と診断され、9人は、感染者に接触後、感染が確認された現地の医療機関関係者だ。この9人のうち、命を取りとめたのはわずか3人だった。中国医療チームの医師のうち2人が、感染者と接触した経緯がある。うち1人は、自ら患者を診察した際、手で患者のまぶたに接触した。だが、これら2人の医師は、21日間の隔離観察後、エボラウイルスに感染していないことが確認された。

この、「手で患者のまぶたに接触した」のが、外科専門の曹医師だった。感染拡大に伴い、曹医師の微博には大きな注目が集まった。「私にとって、今回のエボラウイルスの脅威は、一つの『遭遇戦』だ。しかし、我々の現在の状態は、実は非常に安定しており、外来診察にも特に変わった様子はない。現地に飛び込んだ医師として、アフリカ援助は私たちが当然やるべき仕事であり、あらゆる困難を克服して、任務を果たさなければならないと強く感じている」と曹医師は語った。

中国政府は1968年6月、ギニアに医療チームを初めて派遣した。現在のチームは、第23次メンバー(19人)で、全員北京安貞病院から派遣されている。医療チームは、駐在地の外来診察を引き続き行っているが、発熱者以外の診察に限られている。

中国ギニア救援医療チームの孔隊長は、「中国人医師は、46年の間、ギニア国民をしっかりと守ってきた。突然発生したエボラウイルスの感染拡大は、あまりにも急なことで、我々はとうてい防ぎきれなかった。身近な人々が次々と感染によってこの世を去り、心の底から恐怖感に襲われた。医療チームのメンバー全員が、責任の重大さを十分に承知している。皆で緊急対策案を制定し、各方面の担当者や現地に住む多くの華僑華人に大々的な宣伝活動を行い、予防コントロールに関する知識を広め、皆に『エボラウイルスの防御・抑制は可能であり、全く勝ち目がないことはない』という事実を訴えている」と話した。


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