山東省済南市にある団地に、中国最大の物流会社・中国郵政(チャイナポスト)の山東省支店が初となる宅配ボックスを設置した。「配達時に、受取人が留守」という問題の解決が期待されている。住民は24時間いつでも、宅配ボックスを通して荷物を受け取ることができる。山東郵政は今年の年末までに、同省の17市100カ所に宅配ボックスを設置する計画だ。人民日報が報じた。
宅配ボックスの液晶の表示・操作パネルでは、荷物の「受け入れ」と「取り出し」を選ぶことができ、「取り出し」を押して、携帯番号と携帯電話に送られてきた認証コードを入力すると荷物を受け取ることができる。一方、配達員は「受け入れ」を押して、配達員番号とパスワードを入力すれば、荷物をボックスの中に入れておくことができる。宅配ボックスが設置されている場所ではさらに、光熱費などの支払いや航空機チケットの購入、列車チケットの予約ができるほか、ATMや子供が読書を楽しめるスペースなども設置されている。(編集KN)
「人民網日本語版」2014年7月21日