▽BRICS銀行 100億ドルを5カ国で平等に負担
英国メディアが伝えたロシアのアントン・シルアノフ財務大臣の話によると、第6回BRICS首脳会合で長らく待ち望まれたBRICS開発銀行が設立される見込みで、同行の本部は上海かニューデリーに置くことが検討されている。資本金は500億ドルで5カ国が平等に負担し、将来は段階的に1千億ドル(約10兆1580億円)に引き上げられる予定という。
「参考消息」によると、ブラジル外務省のホセ・リマ担当官(アジア事務)は、このたびのBRICS首脳会合では「BRICSの緊急事態に備えるための」基金の設立も検討される見込みで、その狙いは経済危機に陥った国に、経済的に安定した基金による支援を提供することにあると述べた。
基金の準備資金は1千億ドルで、BRICS各国が金融の突発的な事態に対処するために利用される。中国は410億ドル(約4兆1647億円)を、ロシアとブラジルとインドはそれぞれ180億ドル(約1兆8284億円)を、南アフリカは残りの50億ドル(約5079億円)を、それぞれ拠出する予定だ。(編集KS)
「人民網日本語版」2014年7月15日