2014年7月14日  
 

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サラリーマン、都市別の貯蓄傾向は?

貯蓄率トップは上海 「月光族」が最も多いのは北京

人民網日本語版 2014年07月14日10:51

末端・中間管理職のサラリーマンのうち、節約が最も得意なのは、どの都市の住民なのだろうか?北京大学市場メディア研究センターと趕集網がこのほど、「2014年末端・中間管理職職場報酬研究報告」を共同で発表した。これによると、末端・中間管理職の貯蓄率が最も高い都市は上海(17%)で、各都市中トップに立った。一方、北京の末端・中間管理職は、「月光族(毎月の給料を全て使い果たしてしまう人たち)」の傾向が最も顕著に見られた。揚子晩報が伝えた。

報告の都市別平均貯蓄率を見ると、上海が最も高く17%、深センが16%でこれに続いた。北京と広州はいずれも低く、15%を少し上回る程度だった。「基本的に給料は毎月使い果たし、貯金に回せない」人の割合を見ると、北京が47%と最も高く、「月光族」の仲間が多い現状が浮かび上がった。反対に、「給料を貯金に回せない」人の割合が最も低かったのは上海で、40%にとどまった。

同じ一線都市でも、なぜこのような「差」が生じるのか?赶集網高級製品担当の韋克軍総監は、次の通り指摘した。

上海の末端・中間管理職の平均月給は、3739元(約6万1千円)で全国トップ、全国平均より23%も高い。また、損得勘定に長けているという上海人の特徴上、上海で働く末端・中間管理職のサラリーマンは、消費に対して理性的な高いレベルの意識を持っている。さらに、資産管理にも優れていることから、上海の貯蓄率が最高という結果が出た。上海に比べると、広州、深セン、北京などの一線都市の末端・中間管理職は、極めて「清貧」なイメージが強い。特に北京では、ほぼ半数の末端・中間管理職は貯蓄していないのが現状だ。

北京でアルバイト生活を送る張さんは、「北京で生活するプレッシャーはとてつもなく大きい。家賃、食費、交通費でほぼ給料を使い果たしてしまう。どう考えても貯蓄に回す余裕などない」と語る。

全国規模で見ても、末端・中間管理職は、所得に占める日常的な固定費の割合が非常に高い。このため、彼らの貯蓄率は極めて低くなり、月平均貯蓄率はわずか14%。基本的に貯蓄に回す余裕がない人が約半分を占め、給料が全て日常の固定費やその他支出に消えて行く状況だ。「収入の30%以上を貯蓄に回すことができる」と答えた人は20%にとどまった。(編集KM)

「人民網日本語版」2014年7月14日

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