■小さな外交官として外交儀礼を身につけさせる事前訓練を実施
同訪問団に参加する学生のビザはビジネスビザで、主催者側が一括して申請・手続きをする。空港に到着後、学生たちは特別ゲートを通ることができる。また、訪問団の行程を終えて帰国後、北京の首都国際空港で記者会見が開かれる予定だ。
中国対外友好協会は、出発前に学生全員に外交礼儀を身につけさせるための専門的な訓練を行う。日本の学生たちと交流をするだけでなく、在日本中国大使館の幹部や、日中友好協会の幹部、日本政府の同プロジェクト関係者などと直接に触れ合ったり、記念撮影を行う機会がもうけられるため、小さな外交官としての資質を備えることは必須となる。
学生たちは日本での体験をもとに漫画を描いてコンテストに応募することもできる。これらの作品は、中国ロボット競技工作委員会で審査され、優秀作品が表彰される。また、中国ロボット競技工作委員会はこれら優秀作品をまとめて「世界へ羽ばたく小さな科学者」というタイトルで漫画シリーズ本として出版する予定だ。
今回の日本行きは一連の「世界へ羽ばたく小さな科学者」プロジェクトイベントの1つにすぎない。学生たちは今後毎回異なる国を訪問するたびに、主催者側が特別に用意した「小さな科学者」記念スタンプがパスポートに押されていく。最終的に、6つの記念スタンプを集めたら、「国際友好使者勲章」がもらえる。このほか、主催者側は個人のテーマにそってドキュメンタリー形式で訪問団の軌跡を記録する予定だ。(編集MZ)
「人民網日本語版」2014年7月3日