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スマート原発プロジェクト、2017年に稼働開始

人民網日本語版 2014年06月26日13:31
昨年11月16日に深セン市で開催された、第15回中国国際ハイテク成果交易会。
中国広核集団の展示ブースで、原子炉の模型に目を向ける来場者の姿。

中国初の原発建設工事に特化した企業、中国広核集団傘下の中広核工程有限公司は25日、同社の「スマート発電所」プロジェクトの全体技術案が、中国核能(原子力エネルギー)業界協会の審査に合格したことを発表した。これは中国初のスマート原発プロジェクトだ。関連プランによると、スマート発電所の研究成果は、国内の原発プロジェクトに応用され、2017年に全面的な応用を実現する予定だ。新華社が伝えた。

スマート発電所の研究は近年、原子炉の設計と建造の品質を高めるための、各国の重要な手段と方向性になっている。中広核工程有限公司の関係者は、「当社が提唱したスマート発電所プロジェクトの全体技術案は、原子炉の設計・建造の隙間なき結びつきを実現するためスマートな方法を提供し、原発の全体的な品質を根本から高めることができる」と説明した。

中国広核集団は中国最大の原子力事業者、世界最大の原発建設業者で、建設中の原子炉数と設備容量が最多・最大の企業でもある。同社は中国の64%の稼働中の原子炉の運営(11基)、51%の建設中の原子炉の建設(13基)を担当している。

今回の審査に合格した技術案によると、スマート原発プロジェクトは「統一的な業務フロー」、「共同設計」、「スマート建設」、「プロジェクト管理」、「シミュレーション」、「知識プロジェクト」、「情報アーキテクチャ・データセンター」の7つの内容を共同推進することになる。プロジェクトはデジタル発電所の設計と建造を基礎とし、統一的な設計・研究開発、設備取り付け、土木建築、調整・稼働、プロジェクト管理、情報技術業務フローにより、数万の原発事業単元間の理論的な関係を形成し、かつその電子化により、原発の全業務の協調とスマート管理を実現する。また情報技術との結びつきにより、一連のスマート化研究・応用を実施する。(編集YF)

「人民網日本語版」2014年6月26日

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