スマートカードとしては初の国家建築基準「都市部スマートカードシステム建築技術基準」が、19日に北京市で発表された。経済日報が伝えた。
同基準は、基本的な要求、設計・施工、取り付け・検収などの規定を設け、次の2つの国家強制条文を明記した。(1)スマートカードは、一度しか書き込めない、変更不可能な安全識別コードを持たなければならない。(2)スマートカードの操作システムを読み取る場合、安全コードを識別する操作に対応していなければならない。
これはつまり、カードでチャージや決済を行う場合、「消すことのできない安全認証識別コード」によって、カード使用の安全性が保証されることを意味する。これはまた、スマートICカード業界の基準制定の歴史における初の「強制条文」だ。
大まかな統計データによると、中国では現在400都市で都市スマートカードが使用されている。そのうち160数都市は統一基準のスマートカードを使用しており、35都市の「市政交通ICカード」は都市間で互換性を持つ。各都市のスマートカードの用途は交通から、公共事業の料金支払い、大型公共建築および風景区のドアロックなど40の分野に拡大されている。
中国住宅・都市農村建設部(省)情報化業務指導チーム弁公室副室長の倪江波氏は、「この国家基準の施行により、スマートカードシステムの建設が規範化され、互換性が高まる。またスマートカードの応用における回り道や投資の浪費といった問題を効果的に解消し、都市資源の節約と総合的な活用を促進する」と説明した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年6月20日