アジア信頼醸成措置会議(CICA)の首脳会議が20、21両日に上海で開かれる。CICAはアジアの安全保障に注目した多国間フォーラム。中国は発足時からの構成国で、2014年から2016年まで初めて議長国を務める。新華網が伝えた。
今回の首脳会議には大統領など国家元首11人、首相1人、潘基文国連事務総長など国際組織幹部10人を含む、46の国と国際組織の指導者、幹部または代表が出席する。中国の習近平国家主席は議長を務め、基調演説を行い、ロシアのプーチン大統領など各国元首と会談する。
今回の会議はCICAの歴史において一里塚的意義を備える盛大な会議となる見通しで、特に期待される注目点が7つある。
■史上最高クラス
CICAはアジアの各準地域を向いた、最も多くの国を包含するアジアの安全保障対話フォーラムであり、文明と地域を跨ぐ。発足時は16カ国の構成国からなり、現在では24の構成国と13のオブザーバー国、国際組織からなるまでに発展した。46の国と国際組織の指導者、幹部または代表が参加する今回の首脳会議は、史上最高クラスであり、カバー範囲がさらに拡大される。
■固い「握手」
習主席は首脳会議期間にロシアのプーチン大統領、カザフスタンのナザルバエフ大統領、キルギスのアタンバエフ大統領、イランのロウハニ大統領と各々会談や調印式を行う。アフガニスタンのカルザイ大統領、カンボジアのフン・セン首相、国連の潘基文事務総長など他の国々の大統領、首相、国際組織幹部とも各々会談する。20日夜には彭麗媛夫人と共に貴賓のために歓迎晩餐会を開き、文化芸術公演「団結と調和のアジア――手を携えて明日へ向かう」を共に鑑賞する。