中国国家海洋局南中国海分局はこのほど、南中国海に津波観測灯浮標(写真)を投入した。これにより、中国東南部の沿海地方に対し、津波到達の2時間前に注意報を発表できるようになった。人民日報が伝えた。
中国は2011年に灯浮標の投入に成功したが、その後破損していた。中国国家海洋局南中国海分局はこのほど、南中国海の中北部に新しい灯浮標を投入した。同灯浮標はデータを正確に受信しており、順調に稼働を開始した。同海域の津波観測灯浮標は、中国の津波観測・予警報システムの重要な構成部分であり、津波の波動をリアルタイムで観測する。
技術者によると、南中国海は潜在的な津波源、津波発生区域となっている。津波が発生した場合、同灯浮標は短時間内に津波の波動を観測し、衛星を通じデータをリアルタイムで中国国家海洋環境予報センターに伝送できる。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年5月9日