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中国オリジナル技術の電気路線バス、欧州に輸出

 2014年04月24日11:06
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 上海市科学技術委員会は23日、「上海生まれで世界トップ水準を代表する、スーパーキャパシタ都市電気路線バスがイスラエル・ブルガリアなどの欧州諸国に輸出されている。中国製スーパーキャパシタ車のオリジナル技術が海外に進出した」と発表した。中国新聞社が伝えた。

 スーパーキャパシタ車は電気自動車の一種で、未来の発展方向を示す新エネ車だ。スーパーキャパシタバスの上海における開発と使用の試行は2002年に開始され、科学技術の把握、試作車実験、試験運行、普及、技術向上に12年間取り組んだ。上海市科学技術委員会の指導を受け、奥威科技、申沃客車、巴士集団などがスーパーキャパシタ電気路線バスを共同開発した。2006年8月より、同バスは上海で大規模な商業運転を実現した。

 近頃PM2.5および煙霧による大気汚染が頻発しており、社会の各界では新エネ車に対する呼び声が高まっている。「ゼロエミッション」の新型スーパーキャパシタバスの運営は、都市の大気品質の改善、省エネ・排出削減の目標にとって重要な意義がある。大規模普及後には、大気品質の改善に利用される可能性がある。

 新エネ車は現在、路線バスとしての普及を中心としている。上海市の路線バスは2万台に達し、全国では20万台以上に達する。これは新型スーパーキャパシタバスの普及促進に対して、幅広い市場を提供している。上海のこのオリジナル科学技術成果は現地のみならず、香港・江蘇省・山東省などの各地に普及されており、このほど海外にも輸出された。

 スーパーキャパシタバスは上海製新エネ車の技術・製品を代表するが、環境保護の理念とサービスがより重要となっている。製品そのものの他に、上海は同分野の一連の技術基準を起草しており(「車用スーパーキャパシタ」、「スーパーキャパシタ電気路線バス」、「スーパーキャパシタ電気路線バス電力供給システム」など)、路線バスの運行および商業化のモデルも研究している。これらの基準とサービスのモデルは、国家業界基準に格上げされ、全業界の基準になっている。またイスラエルやブルガリアなどの国の基準化委員会の審査に合格しており、各国の業界基準になっている。これは中国製新エネ車の欧州市場進出の道を切り開いた。(編集YF)

 「人民網日本語版」2014年4月24日

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