中国肝炎予防基金会が20日に明らかにしたところによると、B型肝炎ワクチン接種を受けても抗体が出来なかった成人を対象とする、60マイクログラム組み換えB型肝炎ワクチンが中国で開発された。同ワクチンは中国国家食品薬品監督管理局の審査に合格し、販売が許可された。B型肝炎ワクチンの接種対象者が、全面的にカバーされた。人民日報が伝えた。
中国国家疾病予防コントロールセンター免疫計画センター長の梁暁峰氏は、「同ワクチンは人体の免疫応答の効果を刺激し、16歳以上の免疫応答のない人々の安全を保障した」と語った。
中国工程院院士の庄輝教授は、「分量を多くし、接種回数を少なくすることが、世界のB型肝炎ワクチンの発展の流れだ。児童に10マイクログラム、成人に20マイクログラムのワクチンを3回接種することと比べ、60マイクログラムのワクチンは1回の接種だけで良く、手間が省け、接種率の上昇を促す」と指摘した。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月21日