春3月に日本・関西地方は桜の花見シーズンを迎え、多くの中国人観光客が花見に訪れている。中国人観光客が順調で安全な旅行を過ごせるように、在大阪中国総領事館は中国人観光客に向けて以下の注意事項を呼びかけている。外交部(外務省)中国領事サービス網は在大阪総領事館の情報を引用して伝えた。
(1)出発前の準備
●低価格ツアーの落とし穴に陥らないように気をつける。外国観光業務の経営権を持つ正規の旅行会社を選び、また規範的できちんとした契約を旅行会社と結び、ツアーの交通や宿泊、飲食、買い物、自費オプションプログラムなどを約定し、双方の権利と義務を明確にする必要がある。
●外国人観光客は日本の医療保険を受けることはできないため、医療費は高くなる。旅行時の事故や病気での大きな経済的負担を避けるため、出発前に海外旅行保険や医療保険を購入すべきである。もし出発前に体調が悪いと感じた場合、旅行を延期するよう提案する。また桜のシーズンは花粉濃度が高いため、花粉症の人は事前に薬品や予防用品を準備した方がよい。
(2)安全面での注意
●ツアー観光客はガイドや家族・友人、宿泊先などの連絡方法を携帯し、ツアーを離れて単独行動をする際には集合場所と時間をしっかりと覚えておく。個人旅行の場合は家族や友人に詳細なスケジュールを知らせておき、旅行中も家族と連絡を保つ。
●個人の持ち物やパスポートなどをきちんと保管し、重要な証明書はコピーをとり、別に保存しておく。クレジットカードや銀聯カードなどを使って買い物する際には、目を離さないようにし、使用後に控えをもらうのを忘れないようにする。免税手続きを受ける際には、パスポートなどの証明書の保管に気を配る。
●深夜に外出しない。特に夜間の単独での外出は避ける。勝手に他人の住宅や私有地、駐車場などに入らない。賭博場や歓楽街など刑事事件の発生頻度の高い場所には行かないように。
●交通規則を常に忘れないようにし、道路を横切る時には横断歩道を渡り、勝手に道路を横断したり信号無視をしたりしないようにする。地下鉄や鉄道、バスといった公共交通機関を利用する際には、乗車券をきちんと保管する。
(3)文明的な観光
●現地の習慣を尊重し、文明的に行動し、秩序を守り、清潔な服装を心がけ、中国人観光客のプラスのイメージを示す。
●公共の場で大声で騒いだり、列に割り込んだりしない。
●過度の飲酒を慎み、酒に酔って不適切な言動をしたり、紛糾を引き起こしたりしない。
●公共の場や喫煙表示のない場所で喫煙しない。歩きタバコや、吸殻のポイ捨てをしない。
(4)緊急連絡方法
緊急事態が発生して助けが必要な場合は、現地の病院や警察(火災・救急は119番、警察は110番)または在大阪中国総領事館(緊急救援電話:090-6673-6659)に連絡する。関連情報については中国領事サービス網にアクセスのこと。(編集YH)
「人民網日本語版」2014年3月19日