中国国家国防科技工業局が12日に明らかにした情報によると、中国の地球観測衛星「高分1号」が3月9日午前11時頃、マレーシア航空の不明機の事故現場海域と思われる画像を取得し、3カ所に物体が浮かんでいるのを確認した。科技日報が伝えた。
同機の交信が途絶えたという情報を受けると、中国国家国防科技工業局は中国資源衛星応用センターに連絡し、高分1号を使い現場海域の捜索を実施した。同衛星は東経105.63度、北緯6.7度を中心とする半径20キロ内の海域で、3カ所に物体が浮かんでいることを確認した。物体の大きさはそれぞれ約13m×18m、14m×19m、24m×22m。
中国国家国防科技工業局は今後、事態の推移に基づき、同センターの衛星資源を総合的に活用し、画像取得区域を絞り込み、データを分析し、不明機捜索への貢献を続ける。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年3月13日