ITベンダーの浪潮集団はこのほど、メインフレーム(企業の基幹業務システムなどに用いられる大型コンピュータシステム)のセキュリティ戦略を正式にスタートし、ハード・OS・セキュリティソフトが一体となった中国初の「三位一体型」メインフレーム・セキュリティプランを発表し、中国の同分野における空白を埋めた。人民日報が伝えた。
浪潮集団の情報セキュリティ事業部総経理の張東氏は、「クラウドコンピューティングとビッグデータの応用を受け、データの価値がかつてないほど重要になっている。データはすでに、重要な生産力となった」と語った。メインフレームは銀行間通信などの重要業界の中核的な事業のシステムとデータを担っており、そのセキュリティ性は国家戦略に関わる。同社が今回発表したソリューションプランは、初めてハード・OS・セキュリティソフトを一体化した。これはメインフレーム「天梭K1」、OS「K-UX」、SSメインフレーム・セキュリティ保護プランによって構成され、100%自主化を実現した。そのうち「天梭K1」は中国初の重要なメインフレームシステムで、ハードウェアボード、システムファームウェア、システム管理などの面でセキュリティ制御を実現した。K-UXは国内で唯一Unix 03認証を取得したメインフレームOSだ。(編集YF)
「人民網日本語版」2014年1月6日