中国心不全外科・内科治療ハイエンドフォーラムが21日に北京で開かれた。心不全外科・内科治療技術に特化したフォーラムは中国初となる。北京安貞病院の孟旭教授が率いるチームは、骨髄幹細胞の心臓への移植・誘導による免疫寛容を通じ、心臓移植を受けた患者の免疫システムの「認証」を実現した。これにより免疫抑制薬の使用を少量もしくはゼロにし、移植を受けた患者の長期生存を実現し、かつ患者の家庭と社会の医療負担を大幅に軽減した。同チームは現在、骨髄腔内の骨髄の心臓への移植・誘導による免疫寛容を5回成功させている。人民日報が伝えた。
孟教授は、「同技術は世界の心臓移植免疫寛容分野でこれまで報じられたことがなく、オリジナリティと実用性を持ち、多くの国家級課題研究の支援を受け、また国内の専門家からも注目を集めている。中国の器官移植の重大な進展であり、中国および世界の器官移植免疫寛容分野に新たな研究方針を示したとされている」と説明した。
心不全は冠状動脈性心臓病、リウマチ性心疾患、心筋症など心臓病の最終段階で、死亡率は50%に達する。中国の病院50軒の調査によると、入院中の患者のうち約2000万人の心不全患者が存在する。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年12月23日