中国の深海基地 2014年末に使用開始へ
国家深海基地管理センターの劉峰主任は22日にインタビューに答え、国家深海基地の建設計画に関し、次のように述べた。新華網が伝えた。
国家深海基地は今年5月に着工し、2014年末には使用が開始する。この際、埠頭や深海設備のメンテナンス場、大型の試験水槽、研究オフィスビル、潜水士のトレーニング設備および生活エリアなどの使用が始まる。
我々は既存の埠頭を基礎に改良を加え、使用海域を増やすこと無く3つの停泊位置を追加した。これにより、6千トン級の停泊位置2カ所、3千トン級の停泊位置3カ所を有することになる。
国家深海基地は有人潜水艇「蛟竜号」のサポート拠点であると同時に、中国の全ての大型深海設備の公共プラットフォームとなる。深海設備の使用効率を高め、深海での研究や資源調査を効果的に行うため、深海設備の管理・メンテナンスを行っていく。
「蛟竜号」は今年、試験的な応用段階として、「南中国海深海の科学計画」を実施するほか、東太平洋での多金属団塊資源の調査や、中国が申請中の西太平洋のコバルトリッチクラスト鉱山での作業なども計画されている。
国家深海基地の建設は2007年1月に国務院の認可を得、2010年には1期プロジェクトのフィージビリティスタディが承認された。用地面積は390ムー、使用海域は62.7ヘクタールにのぼる。(編集SN)
「人民網日本語版」2013年1月24日