海南省、「海洋強省」目指し建設加速へ
海南省は「海洋強省」の建設を加速する決定を打ち出し、未来に向けた海洋開発・利用戦略を展開していく見通しだ。中国新聞網が伝えた。
19日に行われた海南省政府第84回常務会議で、「中共海南省委員会、海南省人民政府の海洋強省建設加速に関する決定(送審稿)」の討論が行われた。同決定では、海南省がインフラ建設、産業構造の構築、海洋生態保護、海洋管理コントロール能力の向上、海洋文化建設などの多方面から海洋強省の建設を加速していくことが指摘された。
同決定の起草に携わった海南省海洋・漁業庁の趙中社庁長は、「海南省は三沙市の建設をきっかけに海洋インフラ、法執行力、資源開発、生態保護および管理コントロール能力の建設を強化し、海洋経済の規模拡大に努めていく。2020年までに海洋生産額が省のGDPに占める割合を35%以上とする」と語った。
同決定は、海南省海洋経済の発展方向として、次のように指摘した。
近代漁業の発展に力を入れ、臨港工業を強化する。南中国海の石油・天然ガス産業および関連産業の発展を支援し、海洋観光業の発展を加速し、海洋交通運輸業を積極的に発展させ、新興産業を育成する。