救急隊、出動先誤り同姓の別人宅へ 通報者は死亡 横浜
昨年12月に横浜市港北区の60代男性から119番通報を受けた市消防局が、救急隊に男性宅の2軒隣にある同姓の別人宅に向かうよう指示していたことがわかった。救急隊が誤りに気づいて男性宅に着いたのは通報から約35分後で、男性は搬送先の病院で死亡が確認された。
市消防局によると、昨年12月17日午後1時20分ごろ、男性から「心臓の具合が悪い」と119番通報が入った。
消防司令センターでは、固定電話からの通報では、登録してある世帯主と住所が自動的に表示されるシステムになっている。だが、センターの指令管制員が住所の番地が同じだった2軒隣に住む同姓の別人宅と勘違いし、救急隊に出動を指示したという。直後に別の指令管制員が誤りに気づいたが、救急隊には正しい住所が伝わらなかった。
asahi.com 2013年1月8日
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