中国のM&A市場は2013年に、取引件数と金額で記録を更新した。中でも「ブラックホース」となったのはインターネット業界だ。清科研究センターが1月7日に発表したデータによると、2013年のインターネット業界のM&A金額は27億5100万ドルに達し、2012年の2億6900万ドルから922.7%の激増を見せた。主な買い手は百度、アリババ、テンセントの3大企業となった。新京報が伝えた。
◆M&Aの取引件数が過去最多に
清科研究センターのアナリストの曹紫婷氏は、「2013年は先進国の経済がゆるやかに回復し、消費者の市場に対する信頼感が高まった。また中国国内の経済成長率が低下し、金融政策が引き締められ、IPO再開が遅れた。この影響と、M&Aを奨励する政策により、中国企業がM&Aを選択した」と指摘した。
曹氏は、「2013年は、中国のM&Aイヤーと呼べる。取引件数は過去最多となり、国内の取引金額は前年比で数倍になった」と語った。
データによると、2013年の国内M&A市場では1094件の取引が完了し、金額にして417億4000万ドルに達した。海外M&Aは138件に達し、金額にして514億6300万ドルに達した。
曹氏は、「2013年に国内資本市場が閉鎖されたことから、国内M&Aと海外M&Aにそれぞれ増加が見られた。A株企業はヤドカリ上場と再編を選択し、国内M&A市場が記録を更新した」と分析した。