中国人消費者 消費意欲が大幅改善
マーケティングリサーチ大手のエーシーニールセンは22日、2013年第1四半期の中国人消費者信頼感指数を発表した。報告書によると、第1四半期の中国人消費者の消費意欲は39ポイントに回復し、9四半期ぶりの高水準となった。新華網が伝えた。
中国人消費者のうち、21%が「今後3カ月内に食品・飲料の日用消費財の支出を増加する」、15%が「食品・飲料以外の日用消費財の支出を増加する」と回答した。1線都市の消費者だけを見ると、45%が食品・飲料の日用消費財の支出を増加するとし、4割弱が食品・飲料以外の日用消費財の支出を増加すると回答した。
報告書はまた、「第1四半期の中国人消費者信頼感指数は、2012年第4四半期と横ばいの108ポイントとなり、世界平均水準(93ポイント)を15ポイント上回った」と指摘した。エーシーニールセンの消費者信頼感指数は100を分岐点としており、これを上回れば楽観的、下回れば悲観的となる。
エーシーニールセン大中華区の厳旋総裁は、「前四半期と比べ、中国人消費者の雇用見通し、個人の経済状況、消費意欲が安定を維持した。これは消費者が中国経済全体に対して、楽観的・積極的な態度を持っていることを示している」と分析した。
エーシーニールセンは2005年より、世界消費者信頼感指数および消費意欲に関する調査を開始した。中でも中国人消費者の信頼感に関する調査は最大規模で、3500人以上の中国の都市部・農村部に住む消費者を対象に、ネット・電話・面談による調査が実施された。(編集YF)
「人民網日本語版」2013年5月23日