日本人の名料理人が「料理がおいしくない」とドイツで殴り殺される
日本人の名料理人が「料理がおいしくない」とドイツ人2人に殴り殺された。14日付地元紙によると、ドイツ在住の日本人料理人・野沢さん(57)はドイツの富裕層が集まるジルト島でアジア料理レストランを経営。過去にはミシュランの星付きレストラン複数で料理長を務めたほか、モスクワに招かれてゴルバチョフ元大統領のために料理をしたこともある。人民日報系の国際情報紙・環球時報が伝えた。
12日夕方、野沢さんの経営するレストランに2人の客が訪れ、牛肉と野菜の焼きそばを注文したが、食べ終わると支払いをせずに逃げてしまった。深夜、店を閉めた野沢さんはストリップバーの前にいる2人を発見し、1人10ユーロずつ払うよう要求した。だが2人はお金を払うどころか、料理がおいしくなかったと野沢さんを非難。互いに譲らずけんかとなり、野沢さんは殴られて倒れ、意識不明に。救命措置が施されたものの脳出血と内臓損傷により、13日朝に亡くなった。容疑者2人はすでに捕まり、現在警察が人種差別傾向の有無などについて調べている。(編集NA)
「人民網日本語版」2013年5月16日